2月26日(土)午後1時から「高輪周辺」の撮影会が開催されました。再開発が進む駅周辺や、由緒ある寺社が多い閑静な住宅街を巡るコースです。
はじめに一昨年3月に開業したJR高輪ゲートウェイ駅に集合し、明るく開放感あふれる構内を撮影しました。
駅を出てしばらく歩くと高輪大木戸跡があり、その東側一帯の再開発地区に高輪築堤跡があります。残念ながら、シートの貼られたフェンス越しにしか見ることができませんでしたが、この地区の下を横断する高輪橋架道橋は通行できました。
天井が低く通称「おばけトンネル」と呼ばれるこのガードは、明治5年の鉄道開通と同時に出来、当時は運河から海へ抜ける水路だったそうです。明治の遺稿を間近に感じることができました。
続いて西の住宅街へ向い、車町稲荷神社、泉岳寺、高野山関東別院へと歩きました。泉岳寺には、主税梅や首洗い井戸など「忠臣蔵」由来の物が多く、奥には赤穂浪士四十七士の墓所もあり、お線香を供えることもできました。また、少し離れた都営アパートの敷地に、大石内蔵助ら17人が切腹したと言われる細川家下屋敷跡があり、門扉の間から岩が置かれただけの庭を見ることができました。
高台の傾斜地で、江戸の頃から諸藩の下屋敷が多かったためか、伊皿子坂、桂坂、洞坂など名前のついた坂が多くあります。言い伝えや坂からの景観に由来するそうで、再開発の進む今とは違う風景に思いを馳せながら歩きました。
この日撮った作品は3月12日(土)の講評会で、鷹野講師からアドバイスや講評をしていただきます。森下文化センターで午後2時からの予定です。
会員以外の方の見学(無料)を随時募集しています。興味や関心をお持ちの方、お気軽にご参加されませんか。
見学をお申し込みの方は「お問い合わせ」フォームをご利用ください。お待ちしています。